島情報−67

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与那国島国際カジキ釣り大会(外野席編・その2)

日中はヒマと書いたが、釣り本番1日目 私達は忙しかった。カジキの姿焼きを料理(?)するのに5名で朝からてんやわんやだったのだ。なにしろ130キロのカジキをそのまま丸焼きにするのだから、料理も大がかりである。とにかく塩を塗りたくって塩釜風にするのだけど、使った塩の量は75キロ(残念ながら使用した塩はJTの一番安いあの紺色文字の袋の塩です)、卵約300コ。

130キロのカジキに75キロの塩、それだけですでに200キロは超えているのだ。まず、卵を卵黄と卵白に分け卵白と塩を混ぜる。その間にカジキを丸ごと包める金網にクバの葉とバナナの葉を敷き、卵白と混ぜた塩を葉の表面に敷き、その上にカジキをのせる。のせると簡単にいうが、何しろ130キロの巨体である、男3人がかりでやっとこさのせ、さらに、塩をまんべんなく塗りたくるのである。割いたお腹のなかにジャガイモを1ケース分詰め込み(魚の形を崩さないためだが、このジャガイモができあがったころにはほどよく塩味がきいて美味しいとのこと、釣り客にふるまうものなのでスタッフまでまわらない。残念)

  金網をカジキの姿にあわせて包み、針金などで縫い合わせて釜まで運ぶのだが、210キロ以上はあるので、フォークリフトを使って運ぶ。その時点ですでに3時間を要している。手作りの釜にのせ、上からブリキ板をかぶせて炭で5時間から6時間かけてじっくりと焼き上げる。何しろ130キロの巨体であるので、尻尾も角も釜からはみ出している。昨年は50キロのカジキだったと聞いているので、今年はうまく焼けるかみんな心配していたが、いままでの中で一番良くできていたと好評だった。一同ホッとする。結局、午後1時から焼き始め、夕方7時頃焼き上がり丸1日かけた大仕事だったのだ。(炎天下の中、火の様子をみながら釜に炭を入れ続ける作業が延々と5時間、不覚にも途中でダウンしてしまった。)

  アトラクション開始前に、焼き上がったカジキを観客が集まっている会場へBGMにのせてフォークリフトで入場(これもアトラクション。かな)、かなりの大きさにどよめきににた歓声が沸き起こり、その後、長蛇の列ができカジキは瞬く間に骨と塩釜の塩の固まりだけが残った。カジキ昇天・・・合掌
                      投稿者 小嶺(こみね) 長典(たけのり) (2006.8.8)