島情報−77

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スルブディ
 
  旧盆は島の若者にとって大イベントである。
今年は恒例のエイサーに加え、島で本来旧盆に踊られていた「スルブディ」(盆踊り)が青年会の活動として20年振りに復活した。青年会OBが指導にあたった。
会員は、久方ぶりの「スルブディ」に、歌詞の意味を理解することができず、地謡は工工四(くんくんしー) ( 三線用の楽譜 ) をなぞり 悪戦苦闘。激しいエイサーに比べて、おとなしく地味な「スルブディ」だが独特の踊りと曲運びにはおもしろさをも感じた。昨今、エイサーが主流になっているなか、復活を喜び、本番では集落の夜空に しめ太鼓の音が響く。踊り手と一緒に声を上げる高齢の方もいた。町内の3青年会が入り乱れ、各家庭を回った。3日間、踊り続けパワーを見せつけ若者の夏は終わった。
 私自身 地謡の横笛で参加した。モチロン 苦労は絶えなかったが、本番に約100人も集まった観客、島民の懐かしむ顔に緊張より喜びで満たされた。今回をきっかけに今後「スルブディ」が語りつがれていくことを見守りたいと思う。当分「ミンブチ」(念仏)の旋律が耳から離れそうもない

                         田頭(たがみ)
瑠都(るつ)  (2007.9.5)