島情報−79

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黒木
 
  黒木(リュウキュウコクタン)はサンシンの棹につかわれることでよく知られている。
町内の田頭家には黒木の芯が床の間に鴨居(かもい)として使われている。
家長の政英氏(62)によると、明治の後半から雑貨商を手広く営んでいた祖父が沖縄本島で手に入れ、与那国へ持ちこんだそうだ。
周囲50センチ、長さ180センチ余のその鴨居の大きさはめずらしいもの。ごつごつしてたくましさがにじみ出ている。
実はこの鴨居、県内で3カ所でしか見られないというのだ。
もともと1本の立派な黒木の芯は3等分され、1本は那覇の田頭本家、1本は与那国へ、残りは他者により久米島に渡ったそうだ。
しかしその後の大空襲で那覇の本家は全焼し黒木も消失してしまった。
そこで久米島へ渡った1本が気になるところだが、この鴨居、築100年余も与那国の田頭家を見守り続けている。
さて 久米島へ黒木探しの旅でも計画しましょうかねー!!
                              田頭(たがみ) 瑠都(るつ)(2007.11.26)