島情報−157

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    与那国語辞典 の著者 池間 苗さん。この本は 与那国語の宝庫です。

言葉めぐり 

 
 この与那国島は沖縄の南西部 日本のいちばん西の島です。

 台湾にも近く どなん(渡難) ともよばれていました。気候は亜熱帯で 言葉も難解なものもあり 古老たちのおしゃべりは まるで外国語のようです。そんな言葉たちのなかから気になった めずらしいものをご紹介します。

 ふがら(っ)さ・・・ “ ありがとう”の意味 普通によく使います。

           最近は「ふがらっさ」という人が多いのですが 以前は
           「ふがらさ」が主流だったようです。

 あちこうこう・・・“ 熱い ”という意味 

            初めて 私の近くにいた人が「あちこうこうで食べたい」
            と言っているのを聞いた時は思わず情景が浮かび いい言葉
            だなぁ と感心しました。
 
 これから来るから・・・最初は 誰が来るのだろう? と思っていました。 じきに
             そう言っていた本人が目の前に現れ “ これからそこに
             行くからね”という意味だったんだ とわかりました。
  
            これから行くから とは言わないようで 慣れると 不思議
            にも思わなくなりました。

 いにしえから使われてきた言葉には ただただ畏敬の念をいだいています。
                        伊藤 典子 (2011.3.3)