島情報−8

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塩づくり 3

 マキ集め

 天然の素材(海水)を天然の燃料(木材)で という方針に基いて 当社では木材を焚いて海水を炊いています。朝から晩まで燃やすので かなりの量になりますので その調達が一仕事というより かなりの仕事です。流木、家屋の取こわしの廃材、新築家屋の残材、運搬梱包材の廃材(パレット、ワク等)、ダンボール箱 等 今までは島のゴミ捨て場で焼かれたり 朽ち果てるはずのものを使っています。
 船会社の人達から『いらないパレットが出たよ』とか、酒造屋さんやスーパーさんから『ダンボール 貯まったよ』とか声を掛けて頂き 軽トラックでもらいに行きます。時々もらえる家屋の廃材などは大物なのでチェーンソーを持参で 現場で小さく切ってもらってきます。これは何十年も経た昔の木で 特に梁とか棟の木はいい燃料です。
 流木は最高の燃料で ウの眼 タカの眼で探しているのですが この島は断崖絶壁の海岸線が多く 収集できないような場所にたくさんあったりして くやしい思いもしています。それでも台風の後は絶好の流木集めの日で あっちの浜 こっちの入り江と探し回ります。こういう時は思わぬライバルもいます。流木を家具や置き物に加工して楽しむ人達です。タイワンやフィリッピン以南から流れつく流木は絶好の獲物らしく 流木ハンターは何人もいますがケンカになることはなく 早い者勝ちがルールのようです。当社でもロープとチェーンソーを動員して走り回ります。時には大きな被害をもたらす台風ですが 程々に流木を運んできてもらいたいというのが塩屋のムシの良い考えです。